6月2日(木)
舞岡公園「園道に咲くウツギとイボタノキ、クマノミズキの蕾、エゴノキの花、ハコネウツギの花、イボタノキの花と蕾、シランの花、マユミの雌花、ガマズミ、ミヤコワスレの花、カキツバタの花」
園道に咲くウツギとイボタノキ
炭焼き小屋へ向かう細道から出てくると、正面にウツギの樹が見えた。もちろん花は見頃になっている。此処から園道を古民家へ戻った。園道の山側を見ると、ウツギやイボタノキが花を咲かせている。この白色の花の光景からは、清楚感が自然と伝わってきた。
6月2日(木)
この園道の右側にクマノミズキの樹がある。此処は日陰で、樹を見分けるのが難しく、何時も、この樹を探すのに迷っている。「今頃は、花序が立ち上がり、蕾が見え始めているのでは・・・」とイメージを描きながら探すと、クマノミズキの樹らしい樹が見つかった。
早速、枝先を見ると、クマノミズキの散房花序が見え、蕾が見えてきた。今まで、この花の開花は余り見かけていない。花は十字形をしており、ミズキの花に似ている(資料)。
資料:01hana.blog.fc2.com/blog-entry-3258.html (クマノミズキの花2019.6.5)
クマノミズキ
クマノミズキの蕾
古民家の門の前へ来た。此処の掲示板の後ろに、エゴノキとハコネウツギノキがある(資料)。先日、三ツ池公園で見たエゴノキは、大分散り始めていた。また、先程、もみじ休憩へ来るとき、三叉路で見たハコネウツギも花が少なくなっていた。そのため、ここのエゴノキとハコネウツギノキの様子が気になっていた。
資料:01hana.blog.fc2.com/blog-entry-3998.html
エゴノキ
早速、掲示板の後ろを見ると、エゴノキの白色の花が見えた。この花が目に入った時、「一瞬、この花はウツギの花では・・・?」と思えた。しかし、直ぐに、枝から下がっている花の姿から、ここにエゴノキがあったことを思い出した。花を見ると、雌しべが長く伸びている花が多く見え、花の最盛期が過ぎたことが分かった。それでも、エゴノキの花らしい、清楚感は伝わって来た。
エゴノキの花
エゴノキの小花
ハコネウツギノキはエゴノキより花が大分少なかったが、花がエゴノキより大きいので、花を捉えることが出来た。ハコネウツギの花は咲き始めが白色で、次第に赤みを増してくるという。花を見ると、白色、ピンク色、赤色と変化に富んでいた。
ハコネウツギの花
古民家の庭へ入った。広い庭と大きなケヤキの樹、古民家が見える。この庭へ入ると、古民家の佇まいの風情から、自然と気持ちが落ち着いてくる。
裏庭へ回った。沼側を見ると、白色の花が見え、沼全体を覆っていた。この花はまだ蕾が多かった。葉の形、蕾からイボタノキと分かった。此処では、季節ごとに色々な花を楽しむことが出来る。
イボタノキ
イボタノキの花と蕾
小沼の向こう側へ行こうとした時、左側の植え込みに赤紫色のシランの花の群生が見えた。シランの花は、公園の植え込みや家の庭などでよく見かける。昨年も同じころに、此処での開花を見ている(資料)。
シランはランの仲間の花で、花弁が6枚に見えるが、3枚が外被片で、残りの3枚が内被片になる。内被片のうち中央にあるものは唇弁といわれ、筒状の飾り花被片になっている。
資料:01hana.blog.fc2.com/blog-entry-3999.html
シラン
シランの花
この植え込みにマユミの樹もあり、花が咲いていた。先程、雌花と雄花について書いたばかりである。「今度はどちらになるか・・・」と見ると、やはり、雌花であった。
資料:01hana.blog.fc2.com/blog-entry-4371.html
マユミ
マユミの雌花
奥へ進むと、ノアザミが見え、ガマズミが見えてきた。ガマズミを見た後、下草を見ると、薄青色をした花が見えた。「あれはユウガギクなのかなぁ・・・」と思った。しかし、ユウガギクが咲くには早すぎると思った。枯れそうな花を見ていると、この花は、ユガギクではなく、花壇でよく見かけるミヤコワスレのような気がしてきた。下記の資料を見ると、ここのミヤコワスレのことが記載されていた。
資料:maioka.web.fc2.com/zu-hyousi.html
ガマズミ
ミヤコワスレ
ミヤコワスレの花
奥から出てきて、小沼を見ると、湧水が溜まっており、その中に青紫色のカキツバタの花が見えた。蕾の数も少なく、今年は花数が少ないように思えた。
カキツバタはアヤメ科の花で、花のつくりはアヤメに似ており、萼片の内側に白色の斑紋が見られるのが特徴になっている。
カキツバタ
カキツバタの花
撮影:5月19日