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公園の樹木と花

 各地の公園を訪れた時、樹木名や草花の名が分かったら、どんなに楽しいことだろうか、また自然への親しみも湧いてきます。しかし、植物園を除くと、殆どの樹木や草花の名前が分かるようになっていないのが現状です。そこで、どこの公園のどの辺へ行くと、どんな樹木や草花が見られるか調べ、観察記録を書いています。多くの人に参考にしていただければ幸いと思っています。

舞岡公園「園道に咲くウツギとイボタノキ、クマノミズキの蕾、エゴノキの花、ハコネウツギの花、イボタノキの花と蕾、シランの花、マユミの雌花、ガマズミ、ミヤコワスレの花、カキツバタの花」

62日(木)

 

舞岡公園「園道に咲くウツギとイボタノキ、クマノミズキの蕾、エゴノキの花、ハコネウツギの花、イボタノキの花と蕾、シランの花、マユミの雌花、ガマズミ、ミヤコワスレの花、カキツバタの花」

 

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園道に咲くウツギとイボタノキ

 

炭焼き小屋へ向かう細道から出てくると、正面にウツギの樹が見えた。もちろん花は見頃になっている。此処から園道を古民家へ戻った。園道の山側を見ると、ウツギやイボタノキが花を咲かせている。この白色の花の光景からは、清楚感が自然と伝わってきた。

    

62日(木)

 

 この園道の右側にクマノミズキの樹がある。此処は日陰で、樹を見分けるのが難しく、何時も、この樹を探すのに迷っている。「今頃は、花序が立ち上がり、蕾が見え始めているのでは・・・」とイメージを描きながら探すと、クマノミズキの樹らしい樹が見つかった。

 早速、枝先を見ると、クマノミズキの散房花序が見え、蕾が見えてきた。今まで、この花の開花は余り見かけていない。花は十字形をしており、ミズキの花に似ている(資料)。

資料:01hana.blog.fc2.com/blog-entry-3258.html (クマノミズキの花2019.6.5



クマノミズキ

 

クマノミズキの蕾

 

 古民家の門の前へ来た。此処の掲示板の後ろに、エゴノキとハコネウツギノキがある(資料)。先日、三ツ池公園で見たエゴノキは、大分散り始めていた。また、先程、もみじ休憩へ来るとき、三叉路で見たハコネウツギも花が少なくなっていた。そのため、ここのエゴノキとハコネウツギノキの様子が気になっていた。

資料:01hana.blog.fc2.com/blog-entry-3998.html

エゴノキ

 

 早速、掲示板の後ろを見ると、エゴノキの白色の花が見えた。この花が目に入った時、「一瞬、この花はウツギの花では・・・?」と思えた。しかし、直ぐに、枝から下がっている花の姿から、ここにエゴノキがあったことを思い出した。花を見ると、雌しべが長く伸びている花が多く見え、花の最盛期が過ぎたことが分かった。それでも、エゴノキの花らしい、清楚感は伝わって来た。

エゴノキの花

 

エゴノキの小花

 

 ハコネウツギノキはエゴノキより花が大分少なかったが、花がエゴノキより大きいので、花を捉えることが出来た。ハコネウツギの花は咲き始めが白色で、次第に赤みを増してくるという。花を見ると、白色、ピンク色、赤色と変化に富んでいた。

ハコネウツギの花

 

古民家の庭へ入った。広い庭と大きなケヤキの樹、古民家が見える。この庭へ入ると、古民家の佇まいの風情から、自然と気持ちが落ち着いてくる。

裏庭へ回った。沼側を見ると、白色の花が見え、沼全体を覆っていた。この花はまだ蕾が多かった。葉の形、蕾からイボタノキと分かった。此処では、季節ごとに色々な花を楽しむことが出来る。

イボタノキ

 

イボタノキの花と蕾

 

 小沼の向こう側へ行こうとした時、左側の植え込みに赤紫色のシランの花の群生が見えた。シランの花は、公園の植え込みや家の庭などでよく見かける。昨年も同じころに、此処での開花を見ている(資料)。

 シランはランの仲間の花で、花弁が6枚に見えるが、3枚が外被片で、残りの3枚が内被片になる。内被片のうち中央にあるものは唇弁といわれ、筒状の飾り花被片になっている。

資料:01hana.blog.fc2.com/blog-entry-3999.html

シラン

 

シランの花

 

 この植え込みにマユミの樹もあり、花が咲いていた。先程、雌花と雄花について書いたばかりである。「今度はどちらになるか・・・」と見ると、やはり、雌花であった。

資料:01hana.blog.fc2.com/blog-entry-4371.html

マユミ


 

マユミの雌花

 

 奥へ進むと、ノアザミが見え、ガマズミが見えてきた。ガマズミを見た後、下草を見ると、薄青色をした花が見えた。「あれはユウガギクなのかなぁ・・・」と思った。しかし、ユウガギクが咲くには早すぎると思った。枯れそうな花を見ていると、この花は、ユガギクではなく、花壇でよく見かけるミヤコワスレのような気がしてきた。下記の資料を見ると、ここのミヤコワスレのことが記載されていた。

資料:maioka.web.fc2.com/zu-hyousi.html

ガマズミ

 

ミヤコワスレ

 

ミヤコワスレの花

 

奥から出てきて、小沼を見ると、湧水が溜まっており、その中に青紫色のカキツバタの花が見えた。蕾の数も少なく、今年は花数が少ないように思えた。

カキツバタはアヤメ科の花で、花のつくりはアヤメに似ており、萼片の内側に白色の斑紋が見られるのが特徴になっている。

カキツバタ

 

カキツバタの花

 

撮影:519

 

記  202261日(水) 

テーマ:生物学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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  • 2022/06/02(木) 07:25:13 |
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